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日曜日, 3月 19, 2006

視聴覚醒

フジテレビ721の番組表を見ていたら、偶然「馬の骨&堀込高樹ライブ」というのを見つけた。
録画予約をし、観た。私はキリンジ、というより堀込高樹ファンなのだ。
演奏家面してる割には普段あまり音楽を聴かない。音を聴くことには快楽と苦痛、両方が伴う。どちらにしろ疲れる。快楽と安楽は全く別。苦痛よりも快楽の方がエネルギーを必要とするというのは良くあることだ。だから興味や好奇心などをも含む快楽が苦痛を上回らなければ音楽を聴くことはしない。
こういう話題は個人的な好みの話になってしまうが、放送などに乗る音は99パーセント以上が苦痛を強いる音の垂れ流しなのでテレビもラジオも殆ど視聴しない。観たいものがあれば一度録画し、不必要なところはカットしながら観る。自分でも神経質ではないかと思うが仕方が無い。放送と同時に見るのはF1中継くらいか。これはネットでライブタイミングを見ながらでなければ面白くないので、できるだけその時間に観るようにしている。
ついさっき、HDD/DVDレコーダーで録ったものを編集していたら「馬の骨&堀込高樹ライブ」がたまたま始まったので珍しく放送時間と同時に観ることとなった。
ここまで書いておいてなんだが、本当に書きたかった事は放送時間云々とは関係ない。
とにかく、あまり音楽を聴かない無精者なので、好きな音楽に出会える事はなかなかない。メジャーアーティストよりも、当然知人のインディーズアーティストの音楽について詳しかったりする。
そんな中、電波越しに心を揺さぶってくれる数少ないミュージシャンが堀込高樹なのだ。そして唯一、音楽の抽象世界だけではなく、リアリティーのある物語で納得させ、快楽を与えてくれる人。
楽しめる番組だった。
終了後、渋さ知らズの番組の告知を目撃してしまい、違う意味で現実に引き戻された。

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