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金曜日, 7月 28, 2006

カナル式イヤホンと鼻うがい

ここのところ、と言っても一年以上、外出時には耳にカナル式イヤホンを突っ込んでiPod Shuffle持参である。
いつも音楽を聴いていたいというわけではない。むしろ家ではあまり聴かないほうだ。聴きたくなった時だけ集中して聴く。外では適当に聞き流している。
何故か雑多な音、特に聞きたくもないBGMや見知らぬ他人の会話、無用なアナウンスなどに異常に敏感で、いつも避けたくて仕方がない。そのため、以前は耳栓をしていたこともあったが、音量レベルが下がるだけで一番聞きたくない音の「内容」は聞き取れてしまう。
もっと前に色々ポータブルオーディオを持ち歩いていた時期もあるが、当時のオープンエア式のイヤホンだと外の音と音楽が混じってしまい、これまた気持ち悪い。密閉式は暑いので却下。
最近のカナル式イヤホンの登場でその点がずいぶん救われた。
装着するだけでかなりの遮音効果があるので、そこから何か音を流しさえすれば外界の雑音はマスキングされてしまう。もうスーパーマーケットで店のBGMとラジカセでのアナウンスと売り子の呼び声のミックスに苛立つこともない。音楽を鑑賞するのが主目的ではないので、コンパクトなiPod Shuffleは重宝している。

それとは別に。

最近鼻うがいをしている。煙草のせいか体質なのか、いつもほんの少しだけ詰まり気味だった鼻がすっきり通って呼吸も万全である。嗅覚も敏感になる。
ところがそこが問題でもある。
街が臭いのだ。騒音ならぬ、騒臭が襲ってくる。ヘビースモーカーの私ですらこれなのだから、非喫煙者はさぞや大変だと思うのだがどうなのだろう。
おそらく問題は自分の脳/精神にある。意識と無意識の間のフィルターが弱いのだ。
普通人間の脳は、どうでも良いことは見過ごすようにできている。全ての感覚を常に意識で受け止めていたら発狂してしまうだろう。無意識的に受け止めている情報は必要なものが抽出されて意識に上ってくる。危険信号や求めているものなどなど。

意思を鍛えたり、何かを無意識の領域に叩き込む方法は色々ある。しかしその中間領域はどうコントロールすべきなのだろう。わからないので、今のところは向精神薬を服用してしのいでいる。
昨年の今頃、完全に断薬していたのだが、毎日がサイケデリックで大変でした。