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土曜日, 3月 25, 2006

四月馬鹿?

法律自体が五年前から仕組まれたエイプリルフールか?と思いたくなる展開になってきた。
件のPSE法だが、「ビンテージは除外」あたりから表立って怪しくなり、ここに来て「販売後の検査も可。その場合はレンタルとみなす。」と来たもんだ。
ザル法として運用しなければ行政も司法も仕事が追いつかなくなると思われる中身、今の時点でも関係省庁はてんてこ舞いで音を上げたかのように見えなくも無い。
あるいは時間稼ぎで、これからの数ヶ月の猶予期間後に大反撃に出るか。
いずれにせよ現行の運用では法律の意味が無いし、行政の都合で運用をころころ変えられたら大迷惑。こんなことなら妥協点なんか探らずに法律自体の見直しを求める必要があるであろう。
だって「1989年以前のものはビンテージ」なら、俺の持ってる機材楽器のほとんどはビンテージですよ。経産省のお墨付きで。それでいいんかいとも思う。

話は変わるが、ポリティカルな意見を全く言わないことこそむしろポリティカルな態度表明である、という内容の文を読んだことがある。生まれた瞬間から国民として存在する以上、政治に無関係に生きることは不可能。自国の政府に対してなんらかの意見を持ち表明することはごく自然なことで、完全な沈黙こそ大いに政治的な態度である、と。
そうですよ、と本当に思う。ここから先は俺の意見だが、自己顕示欲で動いている変な市民運動とか、本当に政治的社会的には無意味に見える。完黙している連中のほうが怖い存在だよ。