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金曜日, 10月 06, 2006

渋さ知らズ F.A.D YOKOHAMA 10th Anniversary, YOKOHAMA MUSIC STYLE 2006@横浜BLITZ

小雨の中、初めての会場で荷物を少なくしたいという下心もあり、持って行ったのはミニマム構成のEWIのみ。
本体、コントローラー、モニタリング用のコンパクトミキサーだけでエフェクターは一切無し。サックスも無し。
会場の最寄り駅は横浜からみなとみらい線で一駅。180円余計に払うのが悔しいので横浜駅から歩く。途中で後悔。手ぶらなら、雨が降っていなければ大した 距離ではないのだが、駅から地上への道のりも階段しか無い箇所があったり、国道一号線を渡るポイントが少なかったりして意外に難儀。それでも集合時間12 時に間に合わせる。

13時からサウンドチェック。モニター環境も良く、非常に演奏し易い。特にサイドモニターがきちんと機能していてバンド全体の音がちゃんと聴こえる。この 日は「渋さ知らズオーケストラ」という名での出演だったが、コンパクトな編成。特にテナー、バリトンが一本ずつなので音的にも必要にして充分。キーボード もバイオリンも居なかったので私はシンセオンリーにして正解だった。

30分程でチェックは終わるものの、再集合は19:20。六時間近くの暇をどうするか。まず考えたのが、隣にあるシネコンで映画を観る事。ちょうど観た かった「記憶の刺」を上映していたものの、最終上映時間が早く、気づいた時には間に合わなかった。次に読書を試みるが、すぐに飽きる。読めもしないのに原 語のヴォネガットなんか持ってきたのがいけなかった。次に睡眠を試みるが寝付かれず。
結局残ってだらだらとしていた連中と食事に出る。天気が良ければ中華街まで行っても良かったのだが、雨の中の移動が面倒なので、すぐ近くにあるバーミヤンへ入る。飲んだり食ったり喋ったりしながら、かなりの時間居座る。そして残りの数時間を再び楽屋で過ごす事に。
楽屋にはモニターが備え付けてあったので、他の出演者を肴にしたりしながら雑談。また飲んだり食べたりしているうちに三々五々メンバーが戻ってくる。

転換の時間が意外と長く、30分確保してある。実際にはそんなに時間はかからない。そこで不破さんが舞台監督と相談して、開演時間前からアンプラグドでフ ロアでの演奏を開始。演奏前には、やはりノーマイクで不破さんの挨拶と渡部君のMC。私はEWIしか持ってきていなかったので舞台の上で待機。フロアでは アンプラグド股旅が始まる。フロアに降りてるメンバーだけの演奏で充分に盛り上がったところでEWIの低音をぶち込む。バンドで一番低い音を出し、最高権 力者のような気分になる。実際、bassパートの音楽的支配力は大きい。
正式な開演時間になり、全員舞台に上がり、そのまま「本番股旅」。楽器編成とノーエフェクトのおかげか、自分の音が良く通る。音色をエディットし直してお いたのも効果があったかもしれない。吹いていて凄く気持ちが良い。超低音を放り込んだり、最高音でメロを吹いたり、中音域に寄り添ったり、やりたい放題。
火男ではパワーコードのカッティングの真似をしてみたり、続くナーダムでコードワークを試みたり、遊びに遊ぶ。
最後にいつもの二曲をやって〆。お客さんは少なかったが、楽しいライブだった。