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金曜日, 12月 29, 2006

スガダイロー暗黒大団円/荻窪天狗院@ベルベットサン


昨日に引き続き大編成。といっても当然全く違った音楽。
結論から言ってしまえば、昨日の渋さを観た人は今日の暗黒大団円も観たほうが幸せだったかもしれない。何故なら、両方に出演しているメンバー(写真の表の他に、不破大輔、東洋、紅どん、室舘彩、ふるも出演)がかなりおり、同じ楽器を同じ人物が似たような編成で演奏しているのにも関わらず、全く違った事を行うのを目撃できたから。
両方に出演していた我々の他にも、昨日お客さんで来てくれていた今日の参加者、その逆も数人。即興演奏に係る醍醐味がこの二日間に集まった感じがする。不破さんだけは同じ楽器ではない。今日はエレキベースをプレイ。これが至福。いや、紅どんもヴィデオではなく謎のテルミンと音響エフェクト。ダイローもヤスも当然ながら昨日とは違う。私だって多分違っていた。どちらが良いかではなく、ただ違うのだ。これが面白くて仕方ない。
ダイローの仕切りは大雑把な緻密さと言えよう。たった2ページに二時間の即興組曲を書き起こす。指示は大雑把だ。その時その時の編成が書いてあるだけの部分が殆ど(デュオからクインテットにいたるまで、色々なバリエーション)。その「曲」がヤスの指揮の下で流れていく。しかし、途中何が起ころうとも土台は揺るぎない。そして実は、人選がとても緻密だったりする。人選から作曲が始まっているはず。
私は今回初参加だが、この「暗黒大団円」は毎年恒例らしい。来年も彼の作品に参加したいものだ。
さて、私もきちんと「鈴木新四重奏団又の名を高橋鈴木佐藤スガ」の準備をしなければ。