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月曜日, 5月 15, 2006

back to the basic


阪口新著/サクォフォーン教則本を再購入した。
本当にベーシック中のベーシックからやるための教本である。しかし、今これをやりなおしてみると、自分の演奏の不味いところや退化したところに否応無く気づかされる。
例えば、一番最初の練習曲。全音符でゆっくり「ソ」を六小節吹く。全ての小節の終わりにブレスをする。これをテンポ40bpmでメトロノームに合わせてやってみる。一小節六秒。音の出だしとブレスで切るタイミングを正確に、音量音程を一定にキープするように努めるが、思った以上に下手糞な演奏になる。
六小節というのも曲者だ。音楽的に不安定な長さなので緊張を保ち易い。西洋音楽に慣れ切った体は自然に四の倍数で落ち着こうとする。
自分の下手さ加減というのは実践的な練習以外に、このような作業無しには克服できないと感じている。