|

土曜日, 11月 25, 2006

『渋さ知らズ大オーケストラ』地獄編@池袋ライブインロサ

前日の帰りが早かったのでゆっくり休養をとってからよき時間に出発、よき時間に到着。セッティング、リハも順調。会場のステージが変則的な形ということもあり、今回はいつもと違う配置。上手のギター二人、臼井さんと大塚君に挟まれる位置。モニターが大きすぎるか、との声もあったが、ギターアンプに挟まれ、モニターが他に無く、自分の音は自前モニターで聴く環境では関係もなく。
編成も変わっていた。さやぺろは欠席。3ギター、2ベース、2ドラム、1パーカス、2トランペット、1トロンボーン、2アルトサックス、1ソプラノ(川口隊長がカーヴド)、1テナー、1バリトン、フルート、ボーカル、 EWI で鍵盤とヴァイオリンは無し。
リハの後、ヤス北さんファン君と食事に出る。ファミリーレストランで真面目な話などしてしまう。音楽の、それも渋さの話だ。話しながら今日の自分の目標が決まる。「できる限り吹き続ける」。何かチャレンジングな事をしたいのだ。手持ちの楽器の性格上、他人のソロに飽きたら潰しにかかるという大昔の渋さの手法などは使えない。で、吹き続け。
食事を終え、会場に戻ると予想以上にお客さんが入っている。昨日実質無料で聴いてもらったので心配していたのだが、杞憂に終わった。
今日は渡部君が絶好調。「フィッシャーマンズバンド」のMCの途中で片山さんが急に退席、戻ってきたらトイレットペーパーのロールが手に。渡部君の褌に無理やり挿入しようとする。何故か英語で抗議する渡部君。前回に引き続きウォシュレットの話も。今日がマリちゃんの誕生日であるとの告知も。マリちゃんはアヤちゃんと生年が同じ。私もおn(略)。みんなでバースデイソング。
私は目標を達成すべく、少しの休みを除いて吹き続けていた。吹かなくても良い、ひょっとしたら吹かないほうが良い場面でもバックグラウンドノイズのごとく吹き続ける。シーケンサーのように吹き続けた曲も。ただ、曲によってはパターンが決まりかかってしまっている。次回はその打破をしなければ。本番のアンサンブルでしか気づけないことも多い。本番でも練習というのは即興演奏者としては当然のこと。即興演奏の練習は即興演奏以外に無い。もちろん、予備練習は家でもできるが。しかし予備練習基礎練習なんて言及するのも馬鹿馬鹿しいほど、全ての演奏者にとって当然の事。最近、その話をしているのに真意に気づいてくれなかった人がいたのは残念だ。
約二時間半のステージ、完全燃焼とまではいかなかったが、最近の渋さとしては個人的に燃焼度が高かった。
やった曲は、サリー、股旅、ライオン、ナーダム、火男、ひこーき、本多工務店だったか。