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木曜日, 11月 16, 2006

FES vs 渋さ知らズオーケストラ@ O-EAST

何ヶ月も悩まされていた中途覚醒、早朝覚醒からここ数日開放され、むしろ過眠なくらいだったのだが、今朝に限って中途半端に目覚め、いつにも増して調子が悪い。頓服で処方されている精神安定剤を飲むがあまり効かず、とりあえず昼寝をしてみた。
結果的に調子は多少良くなったものの、大遅刻。会場に到着した時にはリハーサルが終わっていた。
本日のセットはこれ以上の簡素化はできないというセット。エフェクターもヘッドフォンアンプも無しでEWI本体からDIに直結。そのせいか、音は良く通っていたような気がする。もう少しマシなシールドケーブルにするとさらに改善するのだろうか。試してみる価値はある。
しかし、本番ではなんとなく集中力に欠けていた。遅刻が響いたか。
時間的コストから言えば、私は非常にコストパフォーマンスが悪い。何をやるにも「心の準備」が必要で、そこに時間がかかる。本番前にきちんとリラックスできる時間を作れなかったのが敗因か。起床してすぐの移動も調子を狂わせたかもしれない。
まず、第一の難関が家を出発する事。どんな仕事でも直前まで投げ出したくなる。気力が足らず、動き始める決心をするのに時間を使う。薬を飲む。煙草を吸う。ありとあらゆることをやってみたり、何もしなかったり。
家さえ出てしまえば、引き返すほうが苦痛なので現場まで行かざるを得ない。たどり着けばこっちのもの。生活していて安楽に感じる時間というのは殆ど無いのだが、ステージにいる時、人前で楽器を演奏している時は普段の精神的苦痛から開放される。余談だが、佐藤帆も全く同じらしい。楽屋でこの話をしていたら、そういう結論に。
だから気合いが入らない時は入らないのだろうか。安楽に流れてしまうのだろうか。しかし、自信満々で演奏して上手くいった記憶もあまりない。
最近、友人が公開日記に書いていたが、「自分が片付かない」という。人間、片付いてしまったら、それは精神的な死ではないかと思う。しかし、今の私のように片付かなさ過ぎなのも不便。困ったものだ。