JOHN ZORN' S COBRA 東京作戦ブンブン作戦

コブラへの参加は十年ぶり二度目。前回は大蔵雅彦部隊だった（今回のブンブン作戦ってなんだ？）。
私の参加が決まったのは一週間ほど前。ほぼ直前と言っていい。先日のEXTREME NIGHT Vol.5で「対バン」した縁で、「電子音も欲しいから」ということで誘って頂いた。というわけで当然EWIで参加。
JOHN ZORN' S COBRAは確か、ゲーム理論に基づいて作曲された厳格なルールのある集団即興作品。即興であるから毎回違う音にはなるのだが、ジョン・ゾーンさんの作曲したれっきとした作品なのである。
世界各国で演奏されているそうだが、日本では巻上公一さんが主に仕切っている。殆どの公演でも巻上さんがプロンプターをつとめている。
このプロンプターというのは指揮者とはちょっと役割が違う。演奏それ自体はプレイヤー各個人のアイデアやインスピレーションによって展開する。その展開のサインを受け止めて全プレイヤーに渡すのがプロンプターの主な役目。もちろんプロンプターの意思で展開が変わったりすることも度々ある。

本日の入り時間は11:30と早め。プレイヤーが11人と多いので、全員揃ってリハーサルする機会が当日しかなく、こうなった。たっぷりの時間を使って全ルールのおさらい。それだけでも相当脳がオーバーヒート気味になる。早めに始めた分早めに切り上げてゆっくりクールダウン。本番に備える。

本番。通常の音楽とタイム感覚が違うためか、時間が過ぎるのが早く感じる。リハで生じなかった事態も多々発生する。面白い。
コブラは打ち上げも面白い。バンドなどの打ち上げではその日の演奏の話など殆どしないのが普通だが、コブラの場合は本番で何が起こったのかが話題となる。ちょっとスポーツの試合の後に似ているかもしれない。囲碁や将棋の対局とか。

そんな話などしながら久々に飲酒。ちなみに私は極度にアルコールに弱い。いい気分になって帰宅。これからぐーすか。

EXTREME NIGHT Vol.5

公式アナウンスより

東京【渋谷青い部屋】
open 18:30 / start 19:00
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出演者：エミ・エレオノーラ+巻上公一
　　　　アウラノイザズ featuring 小川美潮
　　　　Filth with 鈴木新(渋さ知らズ)
　　　　ネオハチ(http://www.neohachi.com/)
予約料金：2000円
当日料金：2500円

今日も例の「外出したくない病」（ひきこもり病ともいう）が発症したのだが、頑張って早めの時間に出発。会場となる青い部屋に行くのは初めてで、ちょっと迷ってしまったが時間的には余裕を持って到着。
私の後間もなくに到着した巻上さんにご挨拶をする。最後にお会いしたのはおそらく十年前、それもジョンゾーンズコブラの時だけだったのに名前まで覚えていてくれて感激。

それにしても今日のラインナップは良かった。超音楽マニアのいっしーこと石田さんが「自分の聴きたいのだけ集めた」というだけあって、どのセットも飽きる時間がなかった。
もちろん自分の出番も凄く楽しんだ。こんなに思う存分EWIを吹いたのはひょっとしたら初めてではなかろうか。ギター、ベース両者が激しく歪ませてる間を縫って、音が抜ける事抜ける事。

そんなわけで朝の不調も吹き飛んだわけだが、帰りの電車に乗ってから会場に忘れ物をした事に気づいてちょっと凹んだ。

2525稼業presents 東京23区ミニチュアワールドツアー

2525稼業が東京23区全てでライブを行うという大計画の第一弾。光栄にもお誘いいただいた。

五月の理想的な空気。代々木公園の木陰。そんなシチュエーションでライブは行われた。
西洋楽器には理想的な温度と湿度。そこでの完全アコースティックなライブ。

第一セットは2525稼業。第二セットで私のサックスソロ。第三セットで両者のコラボレーション。リハもしたし、復習もしたのでばっちり。

それにしても、完全に生で野外演奏っていつ以来だろう。下手をすると十数年前のパリまで遡るかもしれん。東京では街角でやり難いからなぁ。またパリかどっかでバスキングしたいなぁ。

渋さ知らズ＠秋葉原GoodMan

久しぶりの渋さ。てなわけで、メンバーの皆さんにもお久しぶり。特に病欠していた渡部君など。
渡部君の話を聞いていると、満身創痍。その状態でよく二時間以上のライブがこなせるな、と感心。かく言う私も燃えました。
とにかくステージが暑かった。照明で。そして、中編成のためか、休む間もない演奏。個人的なハイライトは小森さんとのデュオ。ベースライン吹き捲くりました。他の部分ではどのくらい自分の音が出ているかは謎。同時に客席にはいられない。新しいEWI買ってワイヤレスにすれば可能だが。
配置は、まず中央に不破（以下敬称略）。一列目下手から社長、ヤス、辰巳、北、立花、小森、佐藤、鬼頭、渡部、室館、コヤマ、大塚。二列目、鈴木、Ben（ゲストの洗濯板奏者）、テイル。三列目、関根、ヒゴ、倉持。
ドラム一人のみ。ウォッシュボードあり。サックス四人のみ。ギターは三人。変則的だなー。渋さにしては。
ステージ上ではたっぷり汗をかいたので、支給されたドリンクチケットフルに使って生ビール飲んで帰ってきました。