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木曜日, 8月 31, 2006

プラスティックリードその後

以前書いた二種のリードのうち、使いにくいと思ったほう、Légère の2•1/4で一日サックスを吹いてみた。
マウスピースのエッジに近づけ、リガチャーを奥のほうで締めてみたらなかなか吹きやすい感じに。
とはいえ、柔らかいことには変わりは無く、まるで EWI を吹いているくらいの抵抗感しかない。その代わり喉によるピッチのコントロールなどは非常にしやすい。普通の用途なら表現力としては十分。普段多くを望みすぎているのだ。エレキギターに負けない強さとか、ドラムセットに負けない音量とか。
でもやっぱり次に買うときは一段固めのを買おうと思う。

今日、愛用のイムコのオイルライターを紛失。
また買いに行かなくては。
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月曜日, 8月 28, 2006

コノノNo. 1


日比谷野音にて KONONO No.1ROVO渋さ知らズのライブ。
最初にこの組み合わせを知った時、ちょっと笑ってしまった。コノノを聴きに来る人が喜びそうなバンドを並べただけじゃん!コドモを喜ばせるためにカレーとラーメンとハンバーグを同時に出すかのよう。何のひねりもなく、素直な良い組み合わせだと思った。参加する自分自身も楽しめそうだし。

今回、購入して間もないAUDIXコンタクトマイクを投入。専用プリアンプが不要という点が気に入った。手持ちの機材のファンタム電源48Vで対応できるので、トラブルが生じたときに問題の切り分けがし易い。この電源の問題に加え、楽器への装着感の良さも最近まで使っていたAKGの物より上。
本番で使う前に一度リハーサルスタジオでテストしたのだが、いつもライブで使っているコンパクトミキサーに直に繋げるとちょっとした加減で歪みが生じる事が判明。というわけでライブではARTのコンパクトなプリアンプを使用する事に決定。エフェクターはいつも通り、EWI にのみディレイを二機。

現場に到着。ROVO、コノノのリハを聞きながら機材等の準備。コノノはもちろん、実はROVOも生で観るのは初めて。渋さ知らズのリハーサルは最後。そのまま客入れの時間となり、お客さん入場しながらのリハーサルとなる。
個々の楽器のチェックは終わっていたので、アンサンブルで曲をやりながらチェック。犬姫、飛行機、本多工務店のテーマにて音の確認。コンクリート剥き出しの野外音楽堂の宿命で、どうしても低音が拡散して聞こえる。ROVOのリハを少し客席で聴いてみたのだが、外音も低音の輪郭がぼやけて聞こえる。会場の特性上、仕方ないのだろう。

本番。やった曲はマーシーマーシーマーシー、股旅、ライオン、フィッシャーマンズファンク、ナーダム、仙頭か。新しいマイクを使ってみたかったので久々にサックスもちょっと吹いてみた。AUDIX, ART の組み合わせは悪くないようだ。

出番が終わり、乾杯したり(普段殆どアルコールを飲まないのだが、楽屋に戻った瞬間ビールを渡されたので飲んでしまった)、自分の機材の片付けをしたりした後 ROVO 鑑賞。勝井さんは勝井さんらしくあるための良いバンドを作ったのだな、と感じた。予想通り、客席は渋さの時よりさらに盛り上がっている。高い位置からも聴いてみようと客席後方に移動。何年ぶりに会うのだろう。渋さのオリジナルメンバーである「ガーデン」に遭遇。知らない間に結婚していやがり、美人の奥さん同伴。昔話をしたり、握手を何度もしたり、いろいろ。
その後一旦楽屋へ戻り、夕食の弁当を食べ、舞台転換中に客席に戻ろうとしたその時、マイミクシー I さんから電話。合流。そのまま、本日が誕生日のこれまたマイミク H さんと合流。おめでとうの乾杯でまたビール。そうこうしているうちにコノノの演奏が始まる。さらに盛り上がる客席。

久しぶりに踊り続けましたよ。コノノの音源を初めて聴いた時、強烈なインパクトを受けたが、生で聴くとまた違ったインパクト。これはなんなんだろう。いわゆるアフリカ音楽としてはとりたてて珍しかったり複雑な音楽構造ではない。シンプルなポリリズム、シンプルなポリトーナリティ。そしてシンプルな歌。
衝撃の中心はやはり電気か。コノノの演奏メンバーは六人。一人がコンガのようなドラム。もう一人がスネアを中心としたドラム。エレクトリックカリンバが三人。ボーカルとパーカッションの女性が一人。コノノのアイデンティティーは当然ながらアンプリファイドされたカリンバにある。
ベースカリンバはベースアンプに繋がっている。これが驚くほど締まった低音。前二つのバンドのベースギターの輪郭のはっきりしない音とは対照的。リズムセクションに沿うように演奏されているカリンバはRoland JC に。「リード」カリンバはフェンダーのアンプか。
我々の知っていた通常のカリンバの音は、金属板そのものの振動の他に擦れる音やびびり音などが混ざり、アコースティックならではのダイナミックレンジが広い音。コノノのカリンバは、エレクトリックギター同様強烈にコンプレスされており、音の輪郭が強く浮き出ている。その結果、伝統的な音楽が、我々の良く知っている「読み取り易い」音に翻訳される。聴くための努力が非常に軽減され、とても楽にリズムに自分をゆだねることができるのだ。一見単純で馬鹿馬鹿しいほどだが、その手法に確信を持って演奏し続けてきた人しか、その音に説得力を持つ事はできない。単純な手法故に、逆に音楽の中心を見失わないように真っ直ぐ演奏する事が不可欠となる。その強さを持っているのがコノノ。

数十分踊った後、現実的な思考に切り替え、帰り支度でもしようと楽屋に戻る。そこで雑談等していたら「あのー、もしよろしかったらアンコールのステージに出ていただけませんか」の声が。「もし」もなにもない。一度仕舞ったサックスをすぐさま取り出して早々とスタンバイ。
最後にコノノを中心に、全バンド合同セッション。この体験自体貴重だが、他に目撃した貴重な出来事もいくつか。手ぶらでマイクの前に立つ山本精一さん。普段着でセクシーに踊るペロちゃん。他いろいろ。

とても楽しい一日だった。電気万歳!エコエコいう奴なんか糞食らえ!
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土曜日, 8月 26, 2006

本日の練習

B♭メジャーのダイアトニックな9thまでの和音のアルペジオをドミソシレ、レファラドミ~、と続け、一オクターブ移動しながら指慣らし。
メジャー7,9thのアルペジオを他の数種類練習。キーを移動しながら連続で。
同じルートのコード、メジャー7th、マイナー7th、7th、ハーフディミニッシュ、ディミニッシュ7th、メジャーオーギュメント、7thオーギュメント、6th、マイナー6thのアルペジオを一通り。転調しながら同形の和音のアルペジオを連続して。
オーギュメント・ハーフディミニッシュ系で失敗多し。
マイナーメジャーあるいはリディアン7thあるいはオルタードスケールの重要性と練習の必要性を痛感。
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月曜日, 8月 21, 2006

プラスティックリード

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ここのところ愛用していたLégère のリードを破損してしまい、新しいものを求め大久保へ。
ところが当てにしていた店で希望の硬さ(2•1/2)が売り切れており、代わりに2•1/4を購入。柔らかすぎるかなと思ったが、案の定。パワーを受け止める限界が低く、くたっとなる感じ。これはこれで使えないこともないんだが、送料だけで交換してくれるし、どうしよう。
他にも試しに FIBRACELL midium soft も買ってみた。こちらは見た目も天然ケーンのものに似ているが、吹奏感も Légère より天然モノに似ている。コシがあって息をしっかり受け止めるという印象。低音が鳴りすぎず、高音が伸びるのも良い。オンガクにはこっちのほうが使い易い だろう。サックス土方を一日やるには疲れるだろうけど。
やはり土方仕事用に Légère 2•1/2 に交換しようかな。
Bari のリードも 見せてもらったが、 20年くらい前に使ったことがあるものと同じように見えたので購入は見合わせ。(目で確認できるくらい)劇的に改良されているなら考えたのだが。当時、非 常に使いにくかったのだ。使いこなしいる人もいたので、相性なのだろうか。デイブ・リーブマンとか。彼は今はどんなリードを使っているのだろう。
と ころで、やっぱり天然物がいいという演奏者が大多数だと思うのだが、個人的には人工リードに慣れてしまった今、リード選びや状況によるコンディション変 化への対応が面倒になってしまった。ケーンの当たり外れが大き過ぎますよ。私は多分このまま人工物でいきます。EWI からサックスに急に持ち替えた時など、リードが乾き切ってたりすると大変なんです。

ここまで書いてから Légère の交換方法を読んでがっくり。本体のシールを剥がしてしまった場合は対象外だと。剥がしちゃったよ。あれついてるときちんとリガチャーで押さえられないんだもん。
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土曜日, 8月 19, 2006

本日の即興

先日開設したケロログページに即興演奏をアップ
EWI3020セットにAKAI E1(ディレイ)とYAMAHA 03D 内臓のディレイ、リバーブをかけて一発録音。お気軽アンビエントの完成。
このセットではこの演奏形態が一番簡単だが、同じ機材で別のバリエーションもゆくゆくは録音しようと思う。
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月曜日, 8月 14, 2006

ケロログページ開設



AUDIX のコンタクトマイクを購入したのでリハスタで試験をした。試験といっても、サックスに装着してきちんと音を拾うかどうかだけなので、ついでにあまり使っていなかった LINE 6 のフィルターも試してみた。せっかくだから録音してみた。
録音はしたものの、曲として発表するほどのものではないし、ノイズもひどい。でもちょっとだけ人に聞いてもらいたい気持ちもある。そこで以前から関心のあった音声ブログをやることにしたのだ。
というわけですので興味を持たれた方はhttp://www.voiceblog.jp/alata/にアクセスしてみてください。コメント等歓迎です。もちろんここに書き込んでいただいてもかまいません。
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水曜日, 8月 02, 2006

渋さ知らズ新宿ピットイン

久しぶりに偶数月ピットイン渋さに参加。
最近渋さではEWIオンリーになっている。形だけはサックスも持っていっていたのだが、今回はマイクが壊れたこともあり、EWIのみ持参。楽器が一本少ないだけで移動がとても楽。エフェクターもここのところずっとディレイ二台のみという構成が定着。一台は直列に、もう一台はコンパクトミキサーからループ。一台は手でいじり、一台は足で操作する。
久しぶりに泉君が参加。いつものように色々馬鹿をやってくれる。
他に変則的だったこと。ツインバリトンサックス、ツインピアノ。もちろんピットインにピアノは一台しかないので佐藤さんは御苑スタジオからレンタルのデジピ。
やっているとあっという間の時間だったが、結構遅くに終了。一曲がそれぞれ長かったようだ。「犬姫」の中に「首の差」入れたり、色々。
しかしピットインはなんであんなにお客が入るのだろう。