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水曜日, 11月 29, 2006

楽器店 スタジオ 居酒屋

お出かけ。
まずは楽器店に。一~二週間前に壊れたストレートホーンを修理に出す。いつ壊れたか判然としないのだ。気づいたらBキーが浮いていた。キーが浮いてしまう場合、管そのものが歪んでしまっているケースが多い。そのような修理だと5~7万は覚悟しなければならない。しかし数日前はたと気がついた。演奏後の掃除中に、スワブの紐についている錘で内側から押してしまった可能性もあるのだ。でも管が歪んでいるかどうかなんて素人が見て判るものではない。完全オーバーホールにならないことを祈りつつ楽器店へ。
リペアルームのソプラノ担当の人に見てもらう。なんとかキーの修理と調整だけで済むそうだ。見積もり、1万~1万5千。そのくらで収まってほっとする。
楽器を預け、一階の販売フロアへ。今まで置いてあった物より高価なランポーネのソプラノが気になる。気になったところで買えるわけではないので眺めるだけ。ローランド・カークで有名なサクセロもあった。もう一本目についたのが、INDEBINEN というメーカーのソプラノ。まるで木製のような色。もちろん木製ではないのだが、ハンドメイドの叩出しだろうか。非常に良い色。とてもそそられるが、それなりのお値段なので、やはり眺めるだけにしておく。

大久保を後にして吉祥寺のスタジオへ。12月1日から始まる渋さ知らズの公演のリハを集まれるメンバーだけで行うのだ。私は最近のレコーディングには参加していないので、渋さでスタジオに入るのは久しぶり。スタジオリハって面白い。演奏や日常会話だけでは見えない性格が出る。いや、既に知っているその人の性格が解り易く表れるのか。
リハは早めに終わり、予定より一時間早くスタジオを退出。

てなわけで、本番では新曲やる可能性大です。

時間も早いし、あまりない機会なので飲みに行くのに付き合うことに。夕食も食べていなかったし。
アルコールに弱いので、泡盛を一杯と決めて、あとは食べることと喋ることに専念。やはり皆バカばかり。でも昔に比べたら大人な団体になったような印象も受ける。我々はサンラアーケストラとは違うのだから、くっつきすぎない距離が個人的には心地よい。
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土曜日, 11月 25, 2006

『渋さ知らズ大オーケストラ』地獄編@池袋ライブインロサ

前日の帰りが早かったのでゆっくり休養をとってからよき時間に出発、よき時間に到着。セッティング、リハも順調。会場のステージが変則的な形ということもあり、今回はいつもと違う配置。上手のギター二人、臼井さんと大塚君に挟まれる位置。モニターが大きすぎるか、との声もあったが、ギターアンプに挟まれ、モニターが他に無く、自分の音は自前モニターで聴く環境では関係もなく。
編成も変わっていた。さやぺろは欠席。3ギター、2ベース、2ドラム、1パーカス、2トランペット、1トロンボーン、2アルトサックス、1ソプラノ(川口隊長がカーヴド)、1テナー、1バリトン、フルート、ボーカル、 EWI で鍵盤とヴァイオリンは無し。
リハの後、ヤス北さんファン君と食事に出る。ファミリーレストランで真面目な話などしてしまう。音楽の、それも渋さの話だ。話しながら今日の自分の目標が決まる。「できる限り吹き続ける」。何かチャレンジングな事をしたいのだ。手持ちの楽器の性格上、他人のソロに飽きたら潰しにかかるという大昔の渋さの手法などは使えない。で、吹き続け。
食事を終え、会場に戻ると予想以上にお客さんが入っている。昨日実質無料で聴いてもらったので心配していたのだが、杞憂に終わった。
今日は渡部君が絶好調。「フィッシャーマンズバンド」のMCの途中で片山さんが急に退席、戻ってきたらトイレットペーパーのロールが手に。渡部君の褌に無理やり挿入しようとする。何故か英語で抗議する渡部君。前回に引き続きウォシュレットの話も。今日がマリちゃんの誕生日であるとの告知も。マリちゃんはアヤちゃんと生年が同じ。私もおn(略)。みんなでバースデイソング。
私は目標を達成すべく、少しの休みを除いて吹き続けていた。吹かなくても良い、ひょっとしたら吹かないほうが良い場面でもバックグラウンドノイズのごとく吹き続ける。シーケンサーのように吹き続けた曲も。ただ、曲によってはパターンが決まりかかってしまっている。次回はその打破をしなければ。本番のアンサンブルでしか気づけないことも多い。本番でも練習というのは即興演奏者としては当然のこと。即興演奏の練習は即興演奏以外に無い。もちろん、予備練習は家でもできるが。しかし予備練習基礎練習なんて言及するのも馬鹿馬鹿しいほど、全ての演奏者にとって当然の事。最近、その話をしているのに真意に気づいてくれなかった人がいたのは残念だ。
約二時間半のステージ、完全燃焼とまではいかなかったが、最近の渋さとしては個人的に燃焼度が高かった。
やった曲は、サリー、股旅、ライオン、ナーダム、火男、ひこーき、本多工務店だったか。
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木曜日, 11月 23, 2006

渋さ知らズ / 天狗フェスティバル@新宿御苑

ここのところ(というか、いつものごとく)調子が悪く、昨夜は眠剤投入して21時に寝る。数ヶ月続いた中途覚醒と早朝覚醒がお休みで、ここ数日過眠気味。11時間寝て8時に起床。起きてもまだ調子が悪い。外に出るのが物凄く億劫。もうライブ休んじまおうかとまで考えたが、頑張って出かける。外を歩いたら幾分気分がマシになった。
会場にはかなり早めに到着。集合時間自体早めに設定してあったようだが、一番乗りしてしまったので時間を持て余す。
控え室のテントに荷物を置いたはいいが、なんというか、演じられてる音楽もMCもあまり好みではない感じ。と言ってセッティング開始時間も分らないのでどこかへ行くわけにも行かず。というわけで耳栓イアホン突っ込んでテクノに没入、殻に閉じこもる
貝と化して時間を潰しているうちに少しずつ他のメンバー到着。話の通じる仲間というのは何物にも換え難い。話をしているうちにかなり落ち着いてくる。結局、到着から二時間半後にセッティング開始。非常に簡単なサウンドチェックの後、すぐさま演奏開始。ナーダム、股旅ライオン、Pちゃん、本多工務店だったか。
モニターの調整など殆どやらなかったのにも関わらず、かなり演奏しやすい。簡素なPA、モニターと壁の無い環境のせいか。壁からの反響がないので、大きい音の楽器(ドラム、ギターなど)の音量音質がが程よく、逆にベースなどは「音が回る」ことがないので締まって聞こえる。
演奏後もだらだらしないでとっとと撤収。もっとも、新宿御苑自体の閉園も間近だったのだが。いつもならハコに入る時間に帰路に就け、新宿駅で切らしかかっていた煙草もカートン買いできて小さな満足感。
唯一の心配は明日の動員。今日あれだけ沢山のお客さんが実質無料で来てくれたので…。「金曜の早い時間は無理!」という方が大勢いてくれることを祈ろう。

うわ。今頃雨が降り出した。天気もって良かった。明日は出かけるまでに止むかな。
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金曜日, 11月 17, 2006

スガダイロー unit @ 荻窪ベルベットサン

今日も家出たくない病の症状が出るが、なんとか早めに出発。本日の楽器はカーヴドソプラノ一本。
少し早めに現場到着。店内にはドラムの池澤龍作君が一人。「スガさん、譜面のコピーとりに行きました。20曲だそうです。」
おいおい20曲なんて無理だよー、と思っていたところにダイロー戻る。楽譜は全部で3ページ半。曲にはそれぞれ1から20までの番号が振ってあり、長くても8小節。

1. Cオーギュメントな感じ
2. Cマイナーな感じ
3. 「piano」とだけ書いてある
4. 「piano & drum」とだけ書いてある
5. B♭sus4 のラテンっぽい曲
6. 「sax」とだけ書いてある
7. 「sax piano」
8. F♯で解決するバラード
9. swing な感じの曲
10. 三三七拍子な曲
11. 「piano」
12. 「sax」
13. 「drum」
14. スゥイングフリーな感じ
15. 全音符だけで構成された美しい感じ
16. 「drum sax」
17. 曲の最初から最後まで長いクレッシェンドで決め
18. フリージャズのような曲
19. 明るいまともな曲
20. 1.に似た曲

これを30分で「作曲」したそうだ。
これを一時間で演奏。一応合わせてみる。ばっちり。
2ステージ目は完全に決め事なしでやることに。これも合わせてみたがうまくいきそうだ。

開演時間を少し過ぎた頃からちらほらお客さんが入ってくる。考えてみたら久しぶりな完全アコースティック演奏。トリオとなると物凄く久しぶりだ。

昨日とは違う。演奏に余裕を持って、しかし没頭できる。すべての音を全身で感じる。自分の音に惚れ直す。生きていて一番心地よい時間。

演奏後はクールな内装だけど家庭的な店内でお客さんやお店の人と歓談。このライブに誘ってもらって良かった。次は12月28日のオーケストラだ。また気が狂った音を出してやろう。
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木曜日, 11月 16, 2006

FES vs 渋さ知らズオーケストラ@ O-EAST

何ヶ月も悩まされていた中途覚醒、早朝覚醒からここ数日開放され、むしろ過眠なくらいだったのだが、今朝に限って中途半端に目覚め、いつにも増して調子が悪い。頓服で処方されている精神安定剤を飲むがあまり効かず、とりあえず昼寝をしてみた。
結果的に調子は多少良くなったものの、大遅刻。会場に到着した時にはリハーサルが終わっていた。
本日のセットはこれ以上の簡素化はできないというセット。エフェクターもヘッドフォンアンプも無しでEWI本体からDIに直結。そのせいか、音は良く通っていたような気がする。もう少しマシなシールドケーブルにするとさらに改善するのだろうか。試してみる価値はある。
しかし、本番ではなんとなく集中力に欠けていた。遅刻が響いたか。
時間的コストから言えば、私は非常にコストパフォーマンスが悪い。何をやるにも「心の準備」が必要で、そこに時間がかかる。本番前にきちんとリラックスできる時間を作れなかったのが敗因か。起床してすぐの移動も調子を狂わせたかもしれない。
まず、第一の難関が家を出発する事。どんな仕事でも直前まで投げ出したくなる。気力が足らず、動き始める決心をするのに時間を使う。薬を飲む。煙草を吸う。ありとあらゆることをやってみたり、何もしなかったり。
家さえ出てしまえば、引き返すほうが苦痛なので現場まで行かざるを得ない。たどり着けばこっちのもの。生活していて安楽に感じる時間というのは殆ど無いのだが、ステージにいる時、人前で楽器を演奏している時は普段の精神的苦痛から開放される。余談だが、佐藤帆も全く同じらしい。楽屋でこの話をしていたら、そういう結論に。
だから気合いが入らない時は入らないのだろうか。安楽に流れてしまうのだろうか。しかし、自信満々で演奏して上手くいった記憶もあまりない。
最近、友人が公開日記に書いていたが、「自分が片付かない」という。人間、片付いてしまったら、それは精神的な死ではないかと思う。しかし、今の私のように片付かなさ過ぎなのも不便。困ったものだ。
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土曜日, 11月 04, 2006

指が 耳が

二ヶ月くらい前から左手中指の関節に軽い痛みを感じる。普段は全く気にならないのだが、「朝バッハ」の時に痛むのだ。 ギターもサックスもそんなに演奏しまくっていないのだが、腱鞘炎が怖いので症状について検索をかけてみた。
結果、多少の疑いあり。やはりウォーミングアップ無しで毎朝曲を弾くのは良くなかったのか。痛みが退くまでギターは自重しようと思う。

ところで、昨日新しいiPod Shuffle が届いた。流行の品を発売日に手にするなんて初めて。しかしこいつは小さくてよい。クリップになっているのもポイント高し。唯一の問題点はまた不要なイヤホンが増えたことか。あの白い標準のやつ(iPodに限ったことではないが)、使えないんだよな。